岐阜県庁の視察に行ってきました
岐阜に住み始めて5年くらい経ちます。地元ではないですが住みやすいですし、だんだんとこの土地に親しみを感じられるようになってきました。
県庁舎は2023年に新庁舎に移転して新しくなっています。とても綺麗でしたし、普段目にすることがない議会棟や行政棟にも立ち入らせてもらいました。

県産のヒノキやタイルなどをふんだんに使った岐阜を象徴する存在に。
受付テーブルの飛騨伝統技法の千鳥格子や青みがかったタイル床が綺麗です。床のタイルの色は階が上がるごとに若干変わってくるグラデーションになっているようですが、なかなか違いがわかりにくい…笑
- 県民の暮らしを守る
通常建物の1.5倍の耐震性、災害対策本部。 - 地域の魅力を発信
ショーウィンドーとして外壁にタイル、内装にヒノキ、美濃和紙をはじめとする県産材・県産品をふんだんに使用。 - 環境負荷やライフサイクルコストを低減
再生可能エネルギーの活用、省資源対策などにより旧県庁舎に比べて単位面積当たりの温室効果ガス排出量を43.6%削減。ひさしを用いた自然採光や太陽光を庁内電力に活用。

行政棟の1~3階と20階の展望フロアは誰でも自由に見学できます。食堂や売店もあり、ランチが安いのでお昼の食堂はだいぶ混んでいます。議会棟は1階と2階が自由に見学可能。
今回は入庁証をもって、その他のエリアもちょっと見学させてもらいました。
議会棟

地上6階建ての議会棟にて、5階の議場と6回の傍聴席を見学しました。

私が住む美濃加茂市が選挙区の牧田県議。
行政棟

地上21階建ての行政棟の6階応接室を見学。知事・副知事室もあるフロアです。
岐阜県内にて表彰されるようなことがあると、こちらが利用されるみたいです。一般人からするととても縁のないような場所かもしれませんね。

木材や家具もすべて岐阜県産を使っているのですよと説明を聞きました。
展望台

行政棟20階の全面ガラス張り展望フロア。約90mの高さから360度見渡せる圧巻の景色です。
タイルの床材には素焼きの美濃焼タイルが採用されているようです。ほかにも岐阜県産の家具などが配置されています。


岐阜の町並みが一望できますね。
遠くには私がかつて住んでいた一宮市の138タワーが見えます。かっこいい。

大理石モザイク壁画の第一人者、矢橋六郎氏の作品「春夏秋冬」が移設されています。大掛かりな移設と修復作業があったのだという展示パネルがありました。
行政手続きの場でありながら、岐阜の文化や歴史が反映された、利用しやすい公共空間でした。


