旅行とイベント

廃校がホテルに!淡路島のリノベ宿「SAKIA STAY」に泊まってみた

cocoscoscosco

旧尾崎小学校をリノベーションした「旅も仕事も自由に」がコンセプトの宿泊施設、SAKIA STAYに一泊しました。淡路島でサウナにも入れるホテルを探していたところ、廃校を活用したユニークな場所を見つけたのです。

SAKIAは宿泊だけでなく「食・アート・学びと地域」が融合するコミュニティ施設です。コワーキングスペースも備えており、多様な働き方を目指す場としても活用できます。

今回は宿泊に利用しただけなので、このオープンして間もないホテルについてレビューしていきます。

ホテル

学校の玄関でチェックインして、2階の宿泊フロアのキーをもらいます。このときにサウナを利用するなら予約が必要です。

ホテルのコンセプトや周辺の飲食店についても教えていただき、親切にも夕食で行こうとしていたお店の予約も取ってくれました。

フロント

部屋はスタンダードタイプ9室と、ビジネスタイプ5室の全14室でした。

アートの展示も行われています。

フロントのスタッフに、SAKIA STAYを含めて淡路市一宮エリアで謎解きゲームが行われていることを教えてもらいました。この謎のモニュメントアートも関係あります。

メンタリストDaiGoの弟の松丸亮吾が運営するRIDDLER(リドラ)株式会社による謎解きスタンプラリーです。ホテルで教えてもらわなければ知ることもありませんでしたが、まずこの謎解きが面白い。さらにスタンプラリーに参加することで、予定にはなかったローカルな観光地も巡れて楽しかったです。

ゲストルーム

テレビはなくシンプルなゲストルームです。1室2名までなのでベッドが2台ありますけど、手前のベッドはソファベッドでした。

カウンターテーブルと小型冷蔵庫、最低限のアメニティが用意されています。無駄がなくて個人的にはとても好きな部屋です。

部屋と廊下の防音性がかなり弱いので、他の部屋の人が廊下を出入りする音などはかなり聞こえます。うるさい人が泊まったら気になると思いますね。

廊下

宿泊者同士でのコミュニケーションの場としても利用可能なラウンジスペースとのこと。宿泊者同士でコミュニケーションが生まれるのかどうかは不明。

しかし日当たりが良くて視界も通るので、なんとなく座っていて落ち着く開放的なスペースです。

洗濯機やミニキッチンは自由に利用してよく、簡単な軽食を作って済ませる程度なら助かりますね。近隣の飲食店は夜遅くまでやってる店が少ないので、カップ麺やお弁当の温めに使われるようです。

サキアのサウナ

ホームページで予約をしたときから期待していたサウナ。なんと利用料金はたったの500円というコスパも魅力です。

セルフロウリュができるように石が積まれていて、常識の範囲内で自由にロウリュができます。しかもサウナ室内は余裕で寝転がれるくらい広い。

プライベートサウナの醍醐味を存分に味わえるサウナでした。

水風呂は控えめなサイズですが、ととのいエリアは十分な広さがあります。室内なので雨の日や冬でも冷えずにととのえますね。

一応テラスに出て外気浴も可能なようですが、外は虫がかなり多いのでやめておきました。人生で初めて軍曹さん(アシダカグモ)を見ましたよ…。

サウナとは別の場所になりますが、シャワーとパウダールームもあります。

このホテルは各ゲストルームにトイレとシャワーがないので、部屋からの移動が煩わしいかもしれません。シャワーもトイレも清潔でしたし、私は気になりませんでした。

オサキ食堂 カフェテラス

1階フロントのむかいにレストラン&カフェ「オサキ食堂」と、もちもちの湯だねパン屋「しまのねこ」があります。

朝食付きの宿泊プランを選ぶとここでモーニングが食べられますね。もちもちのパンが美味しかったです。

地元のお客さんも多く、ランチでは淡路産牛ステーキやしまのねこ食パンのホットサンドなど、このお店ならではのメニューがあります。

モーニング(7:00-9:00)

しまのねこ 湯だね三山パン、ジャム、島野菜ボウル、玉子マヨネーズ、ドリンク(コーヒー/カフェオレ/紅茶/オレンジジュース)

こども図書館 KODOMONO

電子書籍はいまや当たり前のコンテンツとなりましたが、KODOMONOでは興味がある本をあえて実際に手に取り身体性を伴う読書体験を大切にしています。

紙の本と電子書籍、どちらにも一長一短はあります。どちらが優れているという話ではありませんが、もし紙の本に触れる機会が著しく減ってしまうなら、それはある意味で子供の経験を一部失ってしまうことになります。

そのような理念のもとKODOMONOでは「子供たちに読ませたい本」の寄付を募集しているみたいです。棚を一通り見ましたが、小学校の頃の図書室にあったような本が多く、昔の記憶が思い起こされるようでした。

学校を中心に地域交流の拠点になる

食×宿泊×コワーキングの掛け合わせにより、よく働き、よく休み、よく遊ぶ。そんな地域交流の拠点のような場所です。今回は旅行で来ましたが、コワーキングがあるので中短期滞在でワーケーションができたら絶対楽しいですね。

ちょっと気になった所では館内のイメージキャラ(ロゴキャラクター)が可愛いんですね。誰が描いたイラストなのかとても気になります。

毎年「サキア祭」を開催しており、サキアを地域の拠点としたマルシェイベントが行われているようです。

ホテルにたった一泊しただけですが、このような地域文化の中心であるからかたくさんの情報を得ることもできました。

ABOUT ME
谷口有威
谷口有威
ブロガー/デザイナー
写真を撮るのが好きで文章を書くことが得意でした。「好きなこと×得意なこと」で趣味や暮らしの記録を残しています。
記事URLをコピーしました